抗コリン剤とは 緑内障 前立腺肥大症 グルカゴン キシロカイン 咽頭麻酔

検査の準備

 X線検査にせよ内視鏡検査にせよ,胃の検査をするためには前日よりの絶食が必要です。胃に食物が残っていれば,十分な検査ができません。検査直前に胃の動きを押さえるために,抗コリン剤を筋肉注射で投与します。この薬剤は,緑内障や前立腺肥大症のある方には投与できませんので,かわりにグルカゴンの筋肉注射を行うことがあります。それぞれに副作用があり,抗コリン剤は動悸や高血圧,グルカゴンは血糖値の異常を生じる可能性があります。総じて,グルカゴンの方が,持続時間が短く安全ですが,高価であることが欠点です。健康診断では,副作用の問題等もあり,これらの薬剤を使用せずに検査を行うことの方が多いようです。内視鏡検査では,キシロカインによる咽頭の麻酔を行います。

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