アルコール 肝硬変とは たばこ 一酸化炭素 HbCO

血色素と,アルコール,たばことの関係

 アルコールとの関係:お酒ばかり飲んで食事をバランスよくとっていないとビタミンB12 や葉酸の摂取不足が生じ,大球性貧血になる場合があります。又,アルコールによる肝障害(肝硬変)を合併していますと,赤血球膜に脂質が増加し溶血しやすい赤血球になったりします(溶血性貧血)。
 たばことの関係:たばこの煙には一酸化炭素が含まれており,ヘモグロビンとくっついて HbCO となり,酸素を運ぶ働きを阻害します。そのため,低酸素血症となり,腎臓からのエリスロポエチンの産生が増加し赤血球系の造血が亢進し,二次性赤血球増加症となります。たばこ→ HbCO 増加→低酸素→二次性赤血球増加症→血液粘稠度上昇→血栓症,狭心症の可能性も出現します。

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